共生型サービスは、高齢者と障害者が年齢に関係なく一つの施設でサービスを受けられるメリットがあります。しかし、具体的にはどのようなサービスが実施されているのか分からず気になっている人も多いでしょう。共生型サービスで受けることができるサービス内容としては、大きく分けて訪問サービスと通所サービス、短期入所サービスの3つが挙げられます。

訪問サービスは、介護サービスを必要としている高齢者や障害児の自宅に直接訪問して、さまざまな援助を行うものです。身体介護や生活援助がメインです。通所サービスは、主に日中に営業しているデイサービスのことをいいます。高齢者が日中に日帰りで介護を受けるサービスと、障害のある子どもが学校が終わり自宅に帰るまでの夕方のサービスがあります。この通所サービスに関しては高齢者が日中デイサービスを利用し、高齢者たちが帰ってからは放課後デイサービスとして子供たちが利用するなど、利用する時間帯を区別してサービスを提供しているところもあるようです。

そして短期入所はショートステイのことで、家族の事情で自宅で過ごせない高齢者や障害者を一週間ほど施設で預かるサービスです。こちらの場合は高齢者と子どもたちが過ごす場所を別にしているところもあれば、同じ場所で生活するケースもあります。共生型サービスでは、このように双方の利用者が受けることができるサービスに共通点があるため、一緒に過ごすこともあれば時間帯を分けて提供することもあるなどさまざまな形で展開しているようです。このように、従来の介護福祉施設とはまた異なる共生型サービスならではの取り組みがあるのです。